うどってなに?


「うど」はウコギ科の多年草です。成分の中にはアスパラギン酸が多く含まれます。エネルギー代謝などを高め、カルシウムなどミネラルを体の隅々まで運ぶ働きがあり、疲労回復に大きく貢献します。また、水分が多く食物繊維も豊富で超低カロリーですので、ダイエット食に適しています。「うど」はみずみずしさが一番の特徴で和・洋・中華、なんでも合う食べ物です。



 うどの歴史  and  不思議

「東京うど」は、江戸時代に生産が始まり、現在も東京都内各市場に出荷され、東京を代表野菜となっています。当時は、人よりも早く初物を食べることを粋と考える江戸っ子気質から、春先に独特な香りと歯ごたえのある「うど」が先を争って買い求められたことが俳句や川柳にも詠まれています。


雪間より薄紫の芽独活かな      芭蕉
長野、湖南の山々を歩いた時の句といわれる。

独活の香や岨に下駄はく山の児      白雄
山里の子どもが元気に下駄ばきで駆けるまわるその周りはうどの香りでいっぱい。

うらやまし歳の若さの独活嫌い      許六
春先のあの独特な香りとしゃきっとした歯ごたえ、ああ今年も初物のウドを食べる事ができた。老境に近づいて初めてわかる味。

山独活や味噌や嬉しき酒2合      中本苳子
やっぱり、ウドには味噌、ぬる燗でなきゃあ。      「東京うど物語」より


 うどの大木?      (ことわざ)

「うどの大木薪にならず、山椒は小粒でぴりぴりと辛い」

うどの茎は高さが2メートルにもなるが、新が抜けて柱にも薪にもならないことから、からだばかり大きくて役に立たない人、また、丈夫そうに見えて病気がちな人をたとえていう。「うどの大木柱にならぬ」ともいう、一寸おおげさであるが、やはりウドについてのたとえである。
実は「ウドノキ」(オオクサボク)という木がある。小笠原植物図譜によると小笠原諸島、琉球、熱帯アジアに分布する常緑樹。時に高さ18メートル、直径1メートル以上に達する。伐採後、数ヶ月で腐朽してしまい全く利用価値のないことから、諺にウドの大木という、としている。ウドノキの和名はむしろ、この諺にぴったりということでつけられたのではないだろうか。
「東京うど物語」より

 うどの薬効

うどの茎と根には精油類(数類のジテルペン類)を含み、これが大脳皮質や延髄を興奮させ、血液の循環を促進するので、発汗、鎮痛、利尿、消炎などの作用がある。したがって、風邪、頭痛、偏頭痛、めまい、リュウマチ、神経痛、関節炎などに用いられる。民間薬としてうどの生汁を精神不安、分裂症などに用いる。乾燥した根や茎を風呂に入れると、肩こり、痔疾、神経痛、リユウマチ、痛風、腰痛、冷え性などの鎮痛に役立つとしている。

「東京うど物語」より

 水に泳いだ「うど?」

平成3年の9月頃のことですが、秋雨前線の影響で長雨が続きました。夏うどの最後の穴の出荷を向かえる時。出荷しようと穴を開けてみると、「え〜!穴に水が溜まってる。」横穴の入り口まで(1メートル位)水が溜まっていました。近所の方と協力しながら、ポンプで水をくみ上げ40センチ位に水位が落ちてから、穴に入り水面に「うど」を泳がせながら、出荷をしました。(地下水は冷たかった〜!)
長雨の影響で地下の水位が地上寸前まで上がって為に起きた、例のない自然現象でありました。

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